第12回の月例ではノーコードAIツール『MatrixFlow』について学びました
皆さま、こんにちは!会計の米田です。
世間では、「ノーコードツール」や「AI」の導入が叫ばれている中、この両方を活用したツールを開発されたすごい企業があります。
株式会社MatrixFlow様です。
当社では「テクノロジーで世界をつくる」というミッションのもと、積極的に「AIの民主化を推進」されています。
それでは今回は当社のノーコードAIツール「MatrixFlow」のレポートをさせていただきます。
1.今回の個人的な感想
中小企業では、まだまだAIの導入率は低いですが、MatrixFlow社の製品は、ノーコードで誰でも簡単にAI構築ができ、比較的短時間で導入が可能なのが特徴です。
導入に向けての「データ整備」、「予算」、「人材」などでのハードルはあるかもしれませんが、使いこなすことで、「業務の効率化」、「コスト削減」、「売上最大化」といった数多くある企業の課題解決に向けての心強い分析のためのツールになると感じました。様々な課題や業種にも対応しており、「AIを内製化して、社内で分析などに活用し、業績を向上させたい」といった意欲のある企業があれば、一度紹介してみたいと思いました。
2.今回の内容について
今回の内容は以下のとおりです。
(1)教えてもらったこと
・MatrixFlowは、ノーコードAIツールで誰でも簡単に、「AI構築」ができる。
・主な機能には、自動での機械学習機能、説明のためのAI機能がある。
・構築したAIでは画像分類、異常検知、工数予測、需要予測などができる。
・小規模な企業でも活用でき、マーケティング関係の分析を行っているユーザーもある。
・中小企業診断士でもコンサルツールとしての活用が可能である。
(2)このツールによって企業が得られるメリット
・ノーコードツールのため、ノンプラミングで統計知識も不要である。
・SaaSサービスのため、クラウドで利用できる。
・ツール自体は直感的でわかりやすく、画面にそって操作するだけでAI構築ができる。
・企業の課題にマッチしたテンプレートがあり、簡単にAIが構築できる。
・いろいろなAIを作ることで、分類、回帰、時系列解析など様々な分析が実現できる。
(3)導入に向けての企業の課題
・中小企業は大企業と比較して予算が限られる中、導入にはある程度の費用がかかる。
・ツールを使いこなすのに2ヵ月程度かかり、運用やカスタマイズには専門知識も必要なため、対応するスキルを身につけることが必要である。
・ツールを効果的に活用するには、データの整備が必要であり、この整備のためにリソースと時間を投入する必要がある。
・既存の業務プロセスを新しいツールに適応させるのに、ある程度の時間と労力がかかる。
・ツールを適切に運用するには、トレーニングやサポートが必要だが、これらの提供源も見つける必要がある。
(4)中小企業診断士が支援できること
・中小企業のデータ整備を行い、MatrixFlowを導入しやすいように、導入までの初期のサポートを行う。
・MatrixFlowを紹介し、実際にノーコードAIツールを導入する。
・中小企業診断士がMatrixFlowを導入して、中小企業の代わりにデータ分析を行い、コンサルティングに活用する。
3.まとめ
中小企業が独自にAIツールを導入するにはまだまだ難易度が高いですが、今後はこうしたノーコードAIツールを積極的に活用することで、社内の課題解決につながるケースも増えてくると思います。
こうしたツールの情報提供をしたり、導入支援を行うことで、中小企業の業績向上や発展にさらに貢献していきたいです。