第27回例会では、IoTの構築と活用について学びました
こんにちは、代表の山上です。
11月の月例会では「ミリ知ら診断士が挑戦するIoTの構築と活用」というタイトルで、当会の田中雅人さんにご講演頂きました。
IoTのことは1ミリも知らなかったと言う田中さんが、どのように学習・奮闘しながら、どこまで辿り着いたのか聞かせて頂きました。
1.今回の個人的な感想
IoTは数年前に流行のピークを迎え、誰でも簡単に安価で構築できる技術として期待されていました。
私も当時、IoTツールキットを購入して自製を試みたことがあります。
安価ではありましたが、誰でも簡単にという点には疑問が残りました。
ガートナーによると、IoTは流行時の過度な期待から幻滅を経て、現在は安定期に向かおうとしています。
いま現在のIoTに取り組んだ田中さんのチャレンジによって、数年前で停止していたIoTの知見をアップデートすることができました。
2.今回の内容について
それでは今回の内容は以下のとおりです。
(1)教えてもらったこと
・IoTに必要なデバイスとは
・機器の導入からデータ分析まで実演
・知ってる人には簡単だけど、知らないと苦労するポイント
(2)企業が得られるメリット
・安価な機器や無料サービスを組み合わせて構築すれば低コストで導入できる
・市販のIoTパッケージを選択すれば低リスクで導入できる
(3)導入に向けての企業の課題
・使うシステムごとに個別の学習が必要で「簡単に」とはいかない
(4)中小企業診断士が支援できること
・IoTの活⽤事例や安価なデバイスを知っておくことで、⽀援先企業への導⼊成功確率を⾼めることができる
・IoTを活⽤して、最終的に会社の業績がどのくらい伸ばせるかを、具体的に⽰すことが⼤切
3.まとめ
今回はIoTシステム構築をとおして、興味があればやってみることの大切さを再認識しました。
IoTシステム構築の支援ができる中小企業診断士は少なく、貴重な存在だと思います。ご興味を持たれた方はぜひチャレンジしてみましょう。