第26回例会では中小企業のデジタル化支援事例を共有しました


皆さま、こんにちは。研究会広報の中山です。
9月の月例会では「中小企業のデジタル化支援事例」というテーマで、3つの支援事例(①Web集客、②IoTで内製、③情報セキュリティ)について山上代表よりご講演頂きました。

1.今回の個人的な感想

当研究会の山上代表は、デジタル化支援の実績が豊富であり、そのなかで多岐に渡る支援事例の紹介を頂きました。
デジタル化といっても、フロントオフィスやバックオフィスのデジタル化などいろいろな分野が存在します。
今回の月例会では、デジタル化の実現や支援の事例紹介を通じて、中小企業診断としての役割や関わり方を知ることができました。
個人的には、自己紹介にGenspark「複数のAIエージェントを活用した次世代型の検索エンジン」というAIを活用していたのがインパクトありました。ワークショップなどのアイスブレイクにも使えそうですので皆さまもぜひ試してみて頂きたいです。

2.今回の内容について

それでは今回の内容は以下のとおりです。

(1)教えてもらったこと

当日は、3つの支援事例(①Web集客、②IoTで内製、③情報セキュリティ)について、初回訪問時のやりとりから、課題設定から解決までのプロセスについて、山上代表が「どう考えて行動したのか」を伝えて頂きました。
最後に、デジタル化支援の心得を語って頂きました。

(2)企業が得られるメリット

今回は、ツールの導入というよりも、中小企業診断士がデジタル化支援をどうやってアプローチをしていくかについて事例が共有されました。ツールの導入がゴールではなく、企業の課題を解決するためにツールを導入するという意識が重要です。

(3)支援にあたっての課題

個別のITツールの導入に向けたテーマではなく、デジタル化支援の本質を知ることができる内容でした。デジタル化には、ITスキルよりも「人」のマインドが重要であると感じました。

(4)中小企業診断士が支援できること

アドバイスということも重要ですが、それ以上に「いっしょに考える」という観点も中小企業診断士には重要なのだと感じました。

3.まとめ

今回の例会では、ITツールの紹介ではなく、デジタル化支援事例を紹介いただきました。ITツールの勉強も非常に重要ですが、支援事例を共有し参加者で議論することで、より企業支援に深みがでてくるのではないかと思います。

ひょうごデジタル研究会では、今後も
・デジタルツールやAIツールの学習
・それらを用いた中小企業の経営支援
を継続して参ります。