第38回例会では、株式会社 misosilの土田取締役から、「Tofu Analytics」を紹介頂きました。

皆さま、こんにちは。広報担当の中山です。
11月25日の講座では、SNS分析ツール「Tofu Analytics」の活用法と題し、株式会社misosilの土田氏より、ツールの機能概要から具体的な活用事例、価格体系までを体系的に学びました。
1.今回の個人的な感想
SNS運用は「投稿して終わり」になりがちですが、本講座を通じて、データに基づいて仮説を立て、次の打ち手につなげることの重要性を強く感じました。特に、AIが分析結果とネクストアクションまで示してくれる点は、人的リソースが限られる中小企業や自治体にとって非常に実践的だと感じました。
2.今回の内容について
それでは今回の内容は以下のとおりです。
(1)教えてもらったこと
Instagram、X、LINE、TikTokなど複数SNSを横断的に分析できる点が最大の強みになるとのことでした。キーワード分析(ソーシャルリスニング)による評判把握、競合調査、トレンド分析の方法を教えて頂きました。
また、インフルエンサー検索やアカウント分析による、効果的なSNS施策立案が本アプリで対応できることを教えて頂きました。
AIによるレポート自動生成と、次に取るべきアクションの提示できる機能があることを学びました。
(2)この技術によって企業が得られるメリット
SNS上の顧客の声や潜在ニーズを定量的に把握できます。勘や経験に頼らない、データドリブンなマーケティングが可能になります。
炎上リスクの早期検知や、評判モニタリングによるリスク管理が可能となります。
また、商品開発、観光施策、広報活動など幅広い分野への応用ができます。
(3)導入にあたっての課題
SNS分析に対する知識不足・活用イメージ不足しています。分析結果をどの施策にどう落とし込むかという運用面の課題があります。
社内での継続的な活用体制づくりが課題になります。KPI設定や目的整理が不十分なまま導入してしまうリスクがあります。
(4)中小企業診断士が支援できること
経営課題とSNS活用目的の整理・明確化ができます。加えて、分析指標(KPI)設計や活用シナリオの策定支援が可能です。
分析結果を踏まえた販促・商品開発・広報施策への落とし込みができます。
さらに、ツール導入後の運用定着に向けた伴走支援ができます。
3.まとめ
今回の講座を通じて、SNS分析は単なるマーケティング手法ではなく、顧客理解を深め、経営判断の質を高める重要な情報基盤であると再認識しました。中小企業診断士として、こうしたツールを適切に活用し、企業の実行力につなげていく支援の重要性を感じた講座でした。


