第22回例会では、令和6年度のオリエンテーションを行いました

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皆さま、こんにちは。広報担当の西川です。
今月の例会では、オリエンテーションを行いましたので、そのレポートをいたします。

1.今回の個人的な感想

今回は、兵庫県中小企業診断士協会の新入会員歓迎ガイダンスをきっかけに新規入会された方もたくさん参加いただいた中で、研究会のあり方についてあらためて見直す機会になりました。

2.今回の内容について

今回の内容は以下のとおりです。

(1)各メンバーの自己紹介

まずオブザーブ参加の方から自己紹介、次に既存会員から自己紹介を行いました。
新入会員歓迎ガイダンスをきっかけに参加された方を中心に9名のオブザーバー参加がありました。
様々な経歴や専門性を持った方々にご参加いただき、本研究会も多様性が増してきました。

(2)研究会概要と今年度の活動方針

楠田幹事より、あらためて本研究会の設立背景について以下の通り説明がありました。
「令和3年度の調査研究事業において、県内中小製造業におけるIT利活用の実態を調査した。
その結論から、デジタル化を支援する側のあるべき姿の実現と発展に貢献することを目的として、研究会を設立するに至った。」

過去2年間の活動実績についても報告され、新規に入会された方にもこれまでの活動を知っていただきました。
昨年度のAI利活用に関する調査研究事業についても紹介しました。

次に、山上代表から今年度の活動方針を発表しました。
年間計画とともに、「今後は、時代にマッチした会員満足度が高い研究テーマを追求したい」との方針が示されました

(3)ディスカッション1「中小企業のデジタル化が進まない理由と支援する私たちに何が必要か?」

昨年度の調査研究の結果から、デジタル化が進まない理由としては
・IT人材不足
・予算の確保が難しい
といったことが挙げられます。

それに対して、私たちに何が必要かをディスカッションしました。主な意見は以下のとおりです。
・業種別、ケース別の事例の蓄積、引き出しを増やす
・企業毎に異なる課題の発見とその解決方法を知る
・導入から定着までの伴走支援
・楽に早く現場に合う小さな成功体験をしてもらう、導入効果を示せるようになる
・組織的な支援も含め自走できるようにする

(4)ディスカッション2「何を研究すれば1のギャップを埋めることができるか?」

次に、デジタル化を進めるために、私たち中小企業診断士に必要なことを身につけるため、研究会で何を研究するかについて話し合いました。主な意見は以下のとおりです。
・実際に手を動かしてツールを使い、具体的なケーススタディを通じて学ぶ
・生成AIやその他ツールの具体的な使い方や成功事例を調査
・実際に企業に出向き、支援を行う
・生の支援事例を共有、再現性を確認

3.まとめ

今回は、「中小企業のデジタル化を進めるための研究会のあり方」を全員でディスカッションしました。活発な意見交換で新たな視点も得ることができ、今後の研究会活動に生かせる貴重な機会になりました。

今年度も様々な活動を通じて、中小企業のデジタル化支援力を高めていきます。